「漫画家つくみず展」に行ってきた感想とまとめ

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2014年、新潮社が運営するWebマンガサイト「くらげパンチ」にて連載がスタートした『少女終末旅行』。シュールで詩的な空気感、一見すると荒削りにすら思えてしまう独特な絵のタッチによって世界から浮き彫りにされた少女たちを描いた本作品は話題を呼び、2017年にアニメ化。彼女たちの住む世界の雰囲気を表現するために、オープニングとエンディング、挿入歌から作中におけるちょっとした音にまで徹底したこだわりを感じるコンテンツとなった。その人気はさらに拍車がかかり、放送直後には「TVアニメ『少女週末旅行展』」が開かれるほどでした。 そしてこの度、作者であるつくみず氏がこれまで描き上げた大量のイラストが、『漫画家つくみず展』にて公開されました! 『少女終末旅行』(新潮社)のオフショット的なイラストから、最新連載作『シメジ シミュレーション』(KADOKAWA)の原画を引っさげて、渋谷マルイにて開催中です! 数多く取り揃えていたグッズはすでに売り切れが続出していました! また、今回のイベント限定で販売されている描き下ろし絵本『たこぐらし』は必読です!

目次


「漫画家つくみず展」の会場正面

でっかいパネル

到着すると、少女終末旅行の巨大パネルが出迎えてくれました!

「漫画家つくみず展」巨大パネル
「漫画家つくみず展」巨大パネル

裏にはファンボード

展示会といえばお決まりの、ファンによるメッセージ。よく目にするのは手紙やノートに書き残すタイプですが、なんと 『つくみず展』では大きなボードに直接書き込めるのです!

「漫画家つくみず展」ファンによるメッセージ
「漫画家つくみず展」ファンによるメッセージ

私が参加している時、ちょうどお客さんがボードに『シメジ シミュレーション』の主人公・月島しじまのイラストを描いていました!ものの1分でサラッと描き上げる姿は、ファンとして憧れてしまいますね!私も絵が描けたなら...!

とはいえ、メッセージボードに絵の上手い下手は関係ありません!そこに作者や作品への愛があるのなら、積極的に書いてみてもいいかもしれませんね。

もちろん、メッセージだけの記入も見受けられたので、絵が苦手なみなさんも、訪れた際には記念に一筆残してみましょう!

また、先日つくみず氏が訪れサインを残していったとの情報がありました。その他、展示の追加や「先生への100の質問」など、お楽しみコンテンツが盛り沢山!

つくみず氏の世界観

『少女終末旅行』では荒廃した未来の地球が、『シメジ シミュレーション』では頭にきのこや目玉焼きが生えている少女たちが描かれています。不可思議で非現実なシュールレアリズムを展開しながらも、ふと放たれた台詞には虚を突かれるような独特の世界観を描くつくみず氏のイラストが、作品を超えてところせましと飾られていました。

『シメジ シミュレーション』

膨大な展示品の中から、正面に向かって左手の一角には『シメジ シミュレーション』のイラスト群がまとまっていました!この作品は、第1巻が2020年2月28日に発売されたばかりで、大量のストックがあるというわけではありません。でありながら、飾られている原作画のいくつかを見てみると、『少女終末旅行』よろしく、暗く気だるげでありつつ詩的な雰囲気が早速うかがえました。

1巻発売記念ボイスコミック

『シメジ シミュレーション』の1巻発売記念として、原作より第1話と第2話がボイス付きコミックとして制作されていました!その動画が会場ではモニターに流れています。

(YouTube|KADOKAWAオフィシャルチャンネルにて公開中)

このボイスコミックでは、主人公・月島しじまの声を大空直美さん、もう一人の主人公・山下まじめの声を花守ゆみりさんが務めています。 人気声優を起用した『シメジ シミュレーション』のアニメ化が待ち遠しい限りですね!

『少女終末旅行』

つくみず氏の作品といえば、やはり『少女終末旅行』です! メインパネルがチトとユーリであったように、展示会場の真ん中には『少女終末旅行』のイラスト群がまとまっていました。

目玉はアニメEDの制作ムービー

『少女終末旅行』群のど真ん中に、モニターが配置されていました。そこに映し出されていタのは、アニメEDにおいて流れていたアニメーションです。なんとこのアニメーション、制作したのはつくみず氏本人だったのです。

マンガでは、繊細で絶妙な揺らぎのある独特なタッチを活かした表現を施しているつくみず氏が、その画風をキープしながらアニメーションとしてどのように絵を動かしていったのか。試行錯誤が垣間見れるムービーが放映されていました!

最初はざっくりと、ネームのような絵でコマを繋げただけのような映像が、徐々にアニメーションとして完成されていく様子を見ることができるのは、この展示会だけではないでしょうか!

貴重な映像なので、ぜひ現場に足を運んでご覧ください!

散りばめられたイラスト群

つくみず氏はよく、Twitterにイラストをアップすることがあります。『少女終末旅行』のチトとユーリ、『シメジ シミュレーション』のしじまとまじめはもちろんのこと、その時々であらゆるキャラクターや建造物、さらには抽象的な絵画まで、様々な作品が見受けられます。ファンのみなさまならご存知の通り、魚をモチーフとしたイラストもよく描かれていますね。それらのイラスト群が、作品ごとの境界線を無視して縦横無尽と点在していました。

むしろ、展示の配置を作品ごとにキッチリと決めすぎず、すべてが混ざり合うようにして展示されているというところから、つくみず氏の世界観がうかがえると言ってもいいかもしれません。

描き下ろし絵本『たこぐらし』

本展示では、つくみず氏が描き下ろした絵本『たこぐらし』が会場限定で購入できます。 また、会場内に閲覧用のものが置かれています。

実際に読んでみて、「すごくやさしい気持ちになれる絵本」という印象を受けました。

つくみず氏の著書と考えると、どうしてもマンガという印象を抱いてしまいがちですが、全18ページ、見開きの左半分がテキスト、右半分がイラストという一般的な絵本と同じ構成をしており、絵本らしくさらっと読むことができました。それでいて、懐の深いところにそっと語りかけてくるような、そんな「たこと女の子のお話」でした。

『少女終末旅行』や『シメジ シミュレーション』とは異なり、つくみず氏特有の繊細でゆるっとしたタッチが活きたほんわかストーリー。ぜひ一度お手に取ってみてください!

グッズは売り切れ続出!お早めに

たくさん取り揃えているように思えたグッズですが、実際に会場へ足を運んでみると、品切れ表示が多く見受けられました。特に、手頃な価格で購入できる「Twitterイラスト 31mm缶バッジ」は全100種にも及んでいるのですが、そのうちの3〜5割程度が品切れとなっていました。もちろん他にもTシャツやサコッシュ、キーホルダーやマグカップなど販売中のものもまだまだありましたので、ご購入をお考えの方はお早めにどうぞ!

グッズ情報|展示会特設サイトより

https://www.acgateway.com/ex_tkmiz/

グッズ棚 展開の様子|展示会公式Twitter Bpos(ACG)

https://twitter.com/BPOSinfo/status/1233035706324242432

まとめ

『漫画家つくみず展』は、その独特な世界観とタッチで表現されたつくみず氏のイラストが、マンガとアニメと現実を行き来するかのようにして繰り広げられていました。 その多くは、つくみず氏のTwitterなどでも確認することができるものの、会場でしか見られないファンアートやメッセージ、オリジナルグッズや描き下ろしの絵本、さらには『少女終末旅行』のエンディングムービー制作の様子など、足を運んで見に行く価値は十分すぎるほどにありました!


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