【こみっくがーるず】かおす先生の「あばばばば!」数えてみたらすごかったのですべて文字起こししてみた。 - 前編

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『こみっくがーるず』といえば「あばばばば!」。

主人公・かおすが驚いたり慌てたりするたびに口にする言葉です。

今回は、アニメ『こみっくがーるず』の本編をくまなくチェックし、かおすが作中で何回「あばばばば!」と言っていたのかを検証し、そのすべてを文字に起こしてみました!

目次


(後編はこちらから)

概要

『こみっくがーるず』のストーリー

女子高生でありながら、まんが家の卵であるかおす。その華やかさとは裏腹に ”へっぽこ” な彼女は徹底的にネガティブです。体がとても小さく細く、かよわいかおすは周囲の何もかもを恐れ、いつも小刻みに震えていました

そんなかおすですが、絵を描くことだけには夢中になれました。まんがを描いて、出版社の目に留まったことで、同世代でまんがを描いている子たちが集まる “女子まんが家寮” に入寮することになりました。

そこで出会った同級生の小夢(こゆめ)、琉姫(るき)、翼(つばさ)の3人と絆を深めながら、立派なまんが家になることを目指して努力していく物語です。

「あばばばば!」ってなに?

「あばばばば」という言葉。古くは、幼児をあやす際の擬声語として用いられ、近代では芥川龍之介の小説のタイトルに使われました。さらに最近では、アニメ『ぼのぼの』に登場した “シマリスくん” の口癖として使われてきたのが有名でしょうか。

言葉ともつかないこのフレーズを、まんが・アニメ界隈で新たに流行らせた人物がいます。『まんがタイムきららMAX』において2014年より連載している『こみっくがーるず』の主人公「かおす先生」こと萌田薫子(もえた かおるこ)です。

「あばばばば!」は、感情の起伏が激しいかおすが驚いたり怯えたりしたとき、よく口にする言葉です。

この調査について

先行「あばば」調査

そもそも「あばば」の回数が公表されていれば解決です。ということで調べてみると・・・。

2018年11月4日に開催された 【TVアニメ『こみっくがーるず』Blu-ray / DVD発売イベント】 において、"かおすがアニメ本編で「あばば」と言った回数は45回である" と発表されたことを証する投稿が複数見つかりました。

公式情報としてどこかに掲載されているわけではないため引用は避けますが、イベントから数日の間に、ネット上でいくつかの証言が見受けられていることから、信憑性は高いでしょう。

今回の「あばば」調査の指針

調査にあたって、アニメ本編・全12話の冒頭から次回予告まで再視聴しました。なお視聴先は『dアニメストア』にて配信されているものとします。

そして、「あばば」の回数をカウントするだけではなく、かおすがどんなところで「あばば」と言っていたのかという状況をまとめ、そのうえで、可能な限り 「あばば」の文字起こしをすることにしました

あばば」なのか「あゔぁゔぁぁあぁ」なのかで、かおすの感情は大きく異なります。「あばば」ひとつで多彩な表情を演じた、かおす役・赤尾ひかるさんの凄まじさには感服するばかりです!

「あばば」の基準

「あばば」の道は険しく、「あばば」なのか「あばば」ではないのか迷うことが多々ありました。そこで、 ”足りないよりかは多いほうが良い” という信念のもと、少し甘めに判断することとします。

たとえば「あばばば」と「あわわわ」のどちらとも取れる表現は、「あばば」としてカウントしていきます。さらに「」と「」の音が含まれているフレーズも、「あばば」として扱っていきます。

正解がわからないため、少し多くなってしまったとしても取りこぼすよりはマシのはず・・・!

全部で54回!

結果として、本編中の「あばば」の回数はなんと54回となりました!!!

公式イベントで発表されたらしい「45回」より多くなってしまいましたが、それだけかおすは「あばば」っぽい言動を取っていたということです。

さて、前置きが長くなりましたが、アニメ『こみっくがーるず』の全「あばば」を見ていきましょう!

いざ、あばばばば!

1話 あばば 1 〜 7

1. あばば劇場

「あばばばばぁ〜あ!」(4:48 ※ 各話 再生位置の目安です)

地元の福島から上京し、東京のまんが家寮へ入居することが決まったかおすは駅のホームで新幹線を待っていました。

寮にはどんな人たちがいるのだろうと思いを巡らせるかおす。「きっと、自分と同じような性格の人たちがいるはずだ」と考え、脳内で ”かおす劇場” と銘打った妄想劇場を繰り広げます。

しかし、自分と同じように「ネガティブで自己否定感が強いメンバーたち」を想像したかおすは、頭をかかえ、うずくまってしまいます。ここで記念すべき1回目の「あばば」が発動しました

2. 乗り遅れあばば

「あ”ばばばば〜あ〜あ〜〜〜ばばばっば、ば、ば.....ばぁっ」(4:54)

初めての「あばば」を見せながらへたりこんでいるかおすの目のまえには、新幹線が停車していました。しかし「あばば」状態のかおすは、新幹線どころか発車ベルに気づくことができず、乗り遅れてしまいました。

去っていく新幹線を見つめながら、かおすは動揺し、激しい「あばば」を披露しました。まさか、初「あばば」からのコンビネーションをキメるとは

幸先の良い(?)スタート。

かおすの勢いに期待です!

3. あばばお断り

「あぁ〜ば〜ばばゎゎゎゎゎゎゎゎ」(6:02)

まんが家寮までたどり着いたかおす。「ド新人禁止だったらどうしよう...」と不安を感じていると、敷地から寮母が出てきました。寮母と目が合っただけでパニックになったかおすは、目をまんまるに見開き、まるで小動物かのように震え上がり「あばば」となってしまいました。

4. あばば入寮

「あばばばばばばばば....あ”ばばばばばばあばばばばああああーー!!!!」(6:20)

寮母から、女子まんが家寮にいる誰かのファンかと勘違いされたかおすは「ダメよ、勝手に入ってきちゃ」と注意されてしまいました。

入寮する本人であるにもかかわらず、言い返すこともできずに極度のパニックに陥ったかおすは「あばば」と叫び、まっしろになってしまいました。

5. 相部屋あばば

「あばばばばばぁっ!」(7:30)

入寮し、部屋へと案内されたかおす。戸を開くと、中には人がいました。この寮が相部屋であることを、ここで初めて聞かされたかおすは動揺します。

困惑していると、部屋から小夢が出てきました。誰とでもすぐに仲良くなれる性格の小夢は、初対面のかおすに対して気さくにあいさつし、手を取ります。

それでも、まだ心の整理がついていないかおすは、慌てた様子で「あばば」を発動しました。

6. おぼれあばば

「あばばばばばばぶぶばばぶばぶばぶぶばぶぶぼぶぶばぶばぶべぶばばぶぼばぶぶぼばぶ」(12:34)

「ごはんできたわよ」と、寮母。小夢が入浴中のかおすを呼びに行こうとすると、寮母はそれを制止しました。

寮母が振り返り、台所の小窓を開くと、そこはお風呂につながっていたのです。

とつぜんお風呂を覗かれたかおすは、驚きのあまり「あばば」とお湯の中に沈んでしまいました。

7. 修正あばば

「あばばばば!!」(20:40)

寮のみんなで、締切り前の翼の原稿を手伝っています。かおすも張り切っていたのですが、うっかり原稿を汚してしまいました。

修正液を使えば大丈夫だと手に取ると、今度はその修正液を、別の箇所に垂らしてしまうというダブルパンチ。事態に気づいた翼が、神的な手腕で原稿を復活させたうえ、失敗したかおすを励まします。

気を引き締め、ふたたび作業に取り掛かるかおす。するとその直後、またしても、ペン先を大きくはみ出してしまったかおす。立て続けのミスに「あばば」が飛び出しました。

弱音を吐くかおすでしたが、翼から「弱音は終わってから言え!」と突き返され、あらためて作業に取り掛かりました。

2話 あばば 8 〜 10

8. あばばペンケース

「あ、あ、あ、あ….あ、あゔぁゔぁゔぁゔぁゔぁゔぁゔぁ….」(16:09)

転校初日。自己紹介を終え、席についたかおすが筆箱をあけると、まんが用の道具が入っていました。誤ってアシスタント用のペンケースを持ってきてしまい、「あばば」と絶望するかおすでした。

9. あばば転校生

「あ、えっと、あばばゔぁぁ〜!」(17:03)

転校生という存在は、しばらくのあいだ注目の的になること必須ですよね。休み時間、かおすの周りにはさっそくクラスメイトたちが集まります。

みんなから質問責めにされると、1つ1つに何と答えていいか困惑したかおすは「あばば」と失神。初日から、保健室のお世話になってしまいました。

10. あばばとにゃばば

「あばばばばばばば〜〜〜」(22:00)

学校からの帰り道。たくさんの猫がかおすに寄ってきました。そんななか、1匹の白猫だけは、恐れるようにしてかおすを遠くから見つめていました。

かおすは、かよわそうなその白猫を抱きかかえました。華奢で、小刻みに震えるにゃおすに感じるものがあったようです。何もかもを怖がるようにして「にゃばば」と震え上がる白猫をみて、「こんなにあばあばして…」と共鳴したかおすは、一緒になって「あばば」と泣きました。

この猫が、のちの寮猫「にゃおす」となります。

3話 あばば 11 〜 13

11. あばば音

「あばばばばぁ〜〜〜!」(1:40)

寮のみんなとおでかけをした日のこと。かおすはそこで、生まれてはじめてクレープを食べました。第2話でのできごとです。

そんな楽しい思い出から、かおすは「女子高生 × グルメ」ジャンルでネームを作り、担当編集者・編沢(あみさわ)へ提出しました。しかし、「にっちゃにっちゃ」「ざしゅざしゅ」「まったり〜」「ぷしゅ〜」など、過度な擬音表現に引っかかりを覚えた編沢からボツが出されたかおすは、「あばば」としょんぼりしていました。

網沢が触れることすらしなかった「デュクシ デュクシ」という書き文字は、いったいなんの擬音語だったのでしょうか・・・。

12. あばば豪雨

「あぁばばう"ぬ”!」(09:08)

下校中のかおす。日直の作業をしていたら帰りが遅くなってしまい、ひとりで帰路をたどっていました。途中、雨風に吹かれ傘が飛ばされそうになってしまったかおすは、うなり声をあげました。

13. おいしいあばば

「あばあぁぁ〜〜〜〜〜」(21:52)

食べ物の好き嫌いが多いかおすは、食事がおろそかになり、体調を崩してしまいました。

その数日後。病みあがりで食欲のないかおすでしたが、寮母の手料理を口にしたところ、思いのほかおいしく、ホッとする味でした。なんと、寮母はかおすの母に電話をして、かおすの家の味付けを聞き出していたのです。

寮母に支えられ、あらためて頑張ることを決意したかおすは、後日、意気揚々と新しいネームを編沢へ提出しましたが、それもまたボツとなってしまいました。

やる気とは裏腹にボツをくらったかおすは「あばぁ」と落胆してしまいました。

4話 あばば 14

14. お色気あばば

「あばばばばぁっ!」(2:49)

原稿に追われ、睡眠不足の琉姫はとても眠そうにしています。しかし、琉姫が眠そうにすればするほど、その振舞いには色気が漂ってしまい、女子校でありながら風紀が乱れるほどに。

授業中、先生から当てられた琉姫が英語を翻訳してみると、それは不思議と卑猥なフレーズに聞こえてしまいます。琉姫の魅惑的な破壊力に撃ち抜かれたかおすは「あばば」と動揺していました。

琉姫はただ「今夜....あなたの家に行っても....いいですか?」ってふつうに読んだだけなのに・・・。

5話 あばば 15 〜 17

15. あちちちあばば

「うびぃ砂あっつい!あばばばばばばばばばぁ〜あばばばばばーばーばーばーばー」(5:40)

夏。

小夢の提案で海に来た4人。しかし、まんが家という内向的な活動をしているかおすたちに ”海ではしゃぐ” という発想はありませんでした。

唯一、小夢だけは最初から遊ぶ目的だったために、かおすたち3人を置いて、ひとりで遊びに行ってしまいました。

そんな小夢を心配したかおすでしたが、わずか10分後、小夢は知らない女の子たち(※1)と打ち解けあって、仲良く遊んでいるようです!

その様子をみて「なんだか胸がチクチクします」と口にしたかおすは、小夢と一緒に遊ぼうと立ち上がり、砂浜へ駆け出します。

と、踏み出した一歩目。砂のあまりの熱さに、その場で悶絶するかおす。「あばばば」とパニック状態に陥ってしまいました。

(※1)実はこのとき小夢が一緒に遊んでいたのは、『わかば*ガール』(原悠衣・著)に登場するメインキャラクターたちでした!ぜひ、チェックしてみてください!

16. びりびりあばば

「しびれ…くらげ...…あっぶぁっぶぁっぶぁっぶぁっ….」(6:20)

スケッチをやめたかおすは、小夢と一緒に遊ぶことにしました。すると小夢が「やっぱりかおすちゃんと一緒にいるほうが楽しいなぁ〜!」と言ってくれました。

嬉しくなったかおすは、ドキドキと胸が高鳴るのを感じます。まるで、体に電気が流れているかのようにシビレれてきて・・・。

かおすはただ、海中でクラゲに刺されていたのです。ドキドキとビリビリが混ざり、苦しそうなかおすでした。

17. 巻き込みあばば

「あばばばばば〜〜〜〜〜ぅぅぅ」(21:36)

小夢と翼は遊園地デートに出かけます。翼に不安を聞いてもらった小夢は、いつもの元気を取り戻しました。

かおすたちと合流すると、小夢は、決意を新たに頑張ることを宣言します。そんな小夢を、琉姫や寮母たちが応援するなか、かおすはいつも通り、ネガティブな口調です。

前向きな小夢に対し、相変わらず後ろ向きなかおすは、たまたまそこに居合わせた編沢から「お友達のプロ意識をもっと見習ってください!!」と怒られてしまいました。とんだとばっちりを食らったかおすは「あばばば」とわめき散らかしました。

6話 あばば 18 〜 24

18. 恐怖のあばば

「あばばばばばぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あぁ"ぅ”う”ぅう”ぅ〜〜〜〜!!!!!」(3:10)

寮で入浴していたかおすは、外から何かの気配を感じ、悲鳴を上げました。しかし、駆けつけた小夢とともに外を見回ってみても、誰もいません。気のせいだと言い聞かせる小夢に対し、かおすは恐怖を隠せないままです。

小夢と2人で部屋に戻ろうと廊下を歩いていると、髪が長く、肌の白い女性が後方に立っていました。怖浦(ふうら)先輩との初対面です!

どう見ても幽霊にしか見えない怖浦に怯えたかおすは、叫びながら逃げ出しました。

19. 逃げあばば

「あぁばばばばっ!!!」(3:20)

追ってくる怖浦から逃げるかおすが発した必死の声です。

20. おばけとあばば

「あばばばっ!」(3:30)

かおすが逃げ込んだのは、琉姫と翼の相部屋でした。ちょうど部屋にいた琉姫が、かおすのうろたえる様子をみて「どうしたの?」と尋ねると、「幽霊さんがぁぁぁあ!」と動乱したかおすは琉姫に泣きつきました。

ここまでで10秒ごとに3回も続けて「あばば」が発動しているあたり、怖浦に対する動揺ぶりがうかがえます・・・!

21. あばばご臨終

「あゔぁゔぁゔぁっっゔぁ...」(6:27)

かおすの驚きぶりと悲鳴に悦びをおぼえた怖浦は、その後、何度もかおすの部屋に尋ねてくるようになります。

かおすが姿見に立てば、後ろに立って驚かせたり、モザイクがかかるほどにグロテスクな見た目のクッキーや人体サイズの骸骨を持ってきたり、血を吐いているかのように見える赤いシロップを口に含ませて登場したり、最終的には直接グロテスクなイラストをかおすに見せつけたりなど、かおすが驚くことならばなんでもやり放題です。

恐怖の限界を超えたかおすは、その場で失神してしまいました。かすかに「あばばば」という断末魔をこぼして。

22. あばば屋敷

「あぁばばばばばぁあぁああ〜〜〜!!!!」(8:44)

なおも、かおすへの執着をやめない怖浦。

ある夜、かおすを守ろうとした翼たちが、かおすの部屋に集結します。と、そこに怖浦がやってきました。しかし、かおすの部屋の戸は塞いであるため、怖浦は入ってこれません。

外は激しい雷雨。最近、ひさしぶりに寮に戻ってきたという怖浦は、ちょうど同室の子が外泊中のためにひとりぼっちで寂しいと言います。

寂しさに絶叫する怖浦の悲鳴と、闇夜を引き裂くような雷の音が入り混じり、恐怖の館と化した寮。そのおぞましい状況に、またも恐怖の限界を迎えたかおすは「あばば」と大きな悲鳴をあげたのでした。

23. ドキドキあばば

「はゔぁばばば!もうダメですぅ〜〜!」(16:55)

ここのところ、翼はお疲れモードです。アンケートの順位が上がり、原稿に追われて忙しい日々を過ごしていました。いつも眠そうにしている翼は、学校で居眠りをしてしまいます。担任の虹野は、そんな翼を厳しく指導します。

“女子高生が少年まんがを描いていることがバレると、イメージが変わってしまう” という理由から、翼は、自身がまんが家であることを公表していません。事情を話せば学校での振舞いについて少しは理解してくれるかもしれないとは思いつつ、真面目な虹野のことだから、むしろ厳しく説教されるかもしれないと、うかつに実態を説明することができません。

「居眠りさえしなければいい」と考えた翼は、授業中、原稿作業に取り組むことにしました。ところが、すぐに虹野に見つかってしまいました。

虹野は授業を止め、翼の席まで詰め寄りました。怒られてしまうだけでなく、翼がまんが家であることがバレてしまうかもしれないという状況に居ても立ってもいられなくなったかおすは、自席で静かに「あばばば」とおののいていました。

ご存知の通り、虹野はただ、翼が描いた作品のファンだったのです。

24. あばばボツネーム

「あゔぁゔぁばばば」(21:55)

恐ろしさとは裏腹に、怖浦が持つ美しさや孤独感。そして、ふだんの真面目さや厳しさとは裏腹に、好きなジャンルに関してはかおすと同類のオタクぶりを発揮してみせる、美人教師の虹野。

出会ったみんなに、最初の頃のイメージとはギャップのある側面を知ったかおすは、それらをモチーフに新たなキャラクター設定を作りあげ、編沢に提出します。

それはいつになく褒められますが、まんがに重要な、ストーリーを用意していないことを指摘されると、いつものようにボツを喰らったかおす

かおすがボツになったことで「あばば」と放つのは、もはや毎話の恒例となったようです。

(後編へつづく)


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