最高の内容だった『シャーマンキング展』に行ってきたので感想とレポートを公開します!
2021年4月からの完全新作アニメ化が決まり、大注目のアニメ『シャーマンキング』。
原作の連載開始から20周年を記念して2019年11月に東京、2020年1月に大阪で開催された『シャーマンキング展』は、コロナウィルス感染症の影響により延期という苦難を乗り越え、聖地・青森での開催を終え、池袋にて「東京凱旋」を果たしました!
そんな本展示会について、レポートしたいと思います!
目次
「SHARMAN KING 展」概要
SHARMAN KING 展 公式サイト より引用
【開催期間】2020年9月4日(金)~9月13日(日)
【開催時間】10:30~20:30
【会場】池袋 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4F 展示ホールA (東京都豊島区東池袋3丁目1番)
【主催】株式会社ムービック
チケット情報、注意事項については公式サイトをご確認ください。
URL:http://www.shamanking-exhibition.com/
会場
池袋駅 〜 会場
会場があるJR池袋駅の改札を出ると、さっそく大きなフライヤーが展示されていました!
池袋駅から会場のサンシャイン展示ホールまでは少し歩くのですが、さっそく気分を上げてくれます!
中心街、サンシャイン通りを歩けば、今度は垂れ幕のお出迎えです!
会場まではもう少し!
会場
到着すると、待機列の作が用意されていました。今回の開催は、新型コロナウィルス感染症予防対策のため、入場券に時間指定が付随しておりました。
贈花蔵も用意されています。こちらは、公式サイトに送り先が記載されているため、関係者のみならず、有志のファンの方たちのものも飾られていました!
好きな作品を仲間と一緒に応援するのは、なかなか楽しそうですね。
続いて、公式フライヤーとなっていたキービジュアルが、でかでかと置かれていました。今までチラシや画像でしか見ていなかったグラフィックの大元を目の当たりにすると、待ちわびたイベントがいよいよ目の前に・・・ と感傷に浸ってしまいました・・・。
筆者は12時30分からの回を購入していたのですが、少し前から既に多くの人が集まっており、ざっと数えても50人以上はいたようです。
男女比で言うと、ほぼ同率か、数人の差で女性の方がやや多い位の印象でした。
個人的には、男性ファンの多い少年漫画という印象を抱いていたのですが、世界観やキャラクターの魅力からか、女性ファンもたくさんいるということがうかがえました。
開場
入場
いよいよ入場です!
入り口前には感染症対策の担当者が2名いて、手首による検温と、アルコール消毒を求められました。こういった対策をしっかりすることも展示会にとって重要なことです。
さて、チケットを受付に渡すと、特典がもらえました!
「ミニ色紙」(全5種)と「ふんばろう。ポストカード」(全10種)の2枚です。
色紙はハオと葉くん!そして、ポストカードはリゼルグでした!
配布はすべてランダムで、不良品以外の交換は受け付けないとのこと。両方とも好みのものがもらえる幸運の持ち主はいたのでしょうか・・・!
なお、他の種類については公式サイトや公式Twitterをご確認ください。
エントランス
入場すると、ヒトダマモードの持ち霊たちがタイトルロゴとともに出迎えてくれました!
この空間はかなり広めに取られていますが、入口付近で詰まりやすい場所でもあったため、大混雑でした・・・!
振り返ると、シャマシュとモルフィンが!!!
さらにその横には、『万辞苑』の編纂者でありパッチ民芸品の特別顧問である万田院光先生からのご挨拶です!
開始早々、コアなファン向けにかましてきました。『シャーマンキング展』、おそるべしです・・・!
展示作品
キャラクター紹介
進行方向をみやると、何やらすでに人混みが。人の頭を避けるようにして覗き込むと・・・
むむ!何やらキャラ表のようなものが!!!
絵柄から察するに、最近のもののようです。完全版のキャラクター紹介といったところでしょうか。
このコーナー『メラ勢力図』という展示だそうです!
シャーマンキングに頻出の「メラ」という言葉。おそらくは「すごい」や「めっちゃ」といったような強調表現なのでしょうが、『メラ勢力図』とはいったい・・・?
かっこがきで(登場人物紹介)と普通に記載されていることや、主要キャラを「イケてるメンバー」として紹介しているあたりに、マンキンらしさがうかがえます。
それはさておき、数十センチ四方の大きなサイズかつカラーのキャラ絵が見られるというのはなかなかのインパクトです!今回のイベントで最初の展示ということもあり、つい間近で眺めてしまう人が多く、とても混み合っていました。
※ なお、本展示はそのほとんどが撮影可能となっていました。
この展示会は、作品がストーリー順に飾られていたのですが、1つ1つの展示品に撮影している人が多くついていて、特に名シーンともなればその原画の前に人だかりができていたほどです。
当然ながら物語を十分に理解している筆者は諦めて先へ進み、空いている場所から鑑賞することに・・・。
写真の反対側には、ハオ組や十祭し、ミッキー班やガンダーラなどが紹介されていました。
膨大な原画
キャラ紹介を抜けると、目の前に広がるのはこちら!
何という量!圧倒的なボリューム!!
『シャーマンキングへの道』と題されたこちらのコーナーでは、いくつもの原画が飾られていました!今回の凱旋に際して、大きくリニューアルされたそうです。
こちら、前回紹介した『複製原画展』とは異なり、原稿の修正や指示が、リアルに記されたままになっていました。
考えてみれば当然なのですが、こんなに貴重なものが周囲を見渡しても、向こうを見てみても、所狭しと壁中に貼り付けられています
いやぁ、その量たるや。空間を抜けてもまだ続いているほどでした。
恐山ル・ヴォワール
先述したとおり、本イベントはストーリー順に原画を展示しています。
転校してきた葉がまん太と出会い、様々な戦闘を経てシャーマンファイトに参加。そして蓮を助けるため、大会を辞退するまでが最初のコーナー『シャーマンキングへの道』でした。
そして、物語にならって十数巻分の原画を眺め終わると、何やら入場門らしきものがあらわれました。
風車に添えられたメッセージの向こうに覗くのは、そう、ル・ヴォワール編のコーナーです!
情緒溢れる回想編。これは・・・・真ん中に立って一緒に写真が撮れる、ということなのでしょうか??
ここからは、これまでどおり原画の展示に加え、展示をしている壁面にも本作のコマ絵があしらわれていました。
さらにこのコーナー、 先日の記事 でも紹介した、アンナ役の林原めぐみさんが歌う『恐山ル・ヴォワール』がBGMで流れていました!!!
曲の歌詞と連動するようにして映像が移り変わっていく大画面に大勢のお客さんが釘付けとなっていました。こちら、筆者を含めどうしても撮影したい人たちとの間で静かな場所取りバトルが発生しているような、していなかったような・・・?
諦めて先へ進みます。
恐山編の締めくくりは、マタムネと空気清浄機。
最終回への道
物語に沿って展示されてきた本展示も、いよいよ『シャーマンキング』最終回へ向けて最後の章です!
ここでも同じように、大量の原画が飾られていました。
シャーマンキングは物語中盤以降、絵柄が大きく変わってきたという特徴があります。X-LAWSの天使たちやメカニック、さらには甲縛式オーバーソウルのデザインは何度見ても美しく、じっくり眺めているお客さんが多い印象でした。
敵対同士の葉たちと葉王が一緒に風呂に入ったり、共闘と言いつつ葉王が大暴れしたりと、後半物語終盤のシャーマンキングは主人公一辺倒ではなく、むしろ葉王がいかに強大な力を持っているかということが示されていました。
葉王を倒すのは不可能だが、じゃあどうしようかというポジティブな諦めが漂う、そんな雰囲気だったのではないでしょうか。
終盤のやわらかい雰囲気をもつ画風は、その世界観とマッチしていたように思えます。
キャラ線画がこれでもかっ!
さぁ、ストーリーに沿った原画の展示をすべて干渉し終えると、今度はキャラクターの立ち絵が展開されていました!
こうして1人1人見ていくと、シャーマンキングってキャラクターデザインが*本当にカッコいいし、本当にカワイイし、本当に美しいんですよね・・・・。
このコーナー、これまで通りすべての展示品が撮影可能のため、大変な渋滞を見せておりました。いや、全部撮りたい気持ち、とてもわかります!!!!
激レア!カラー原画
びっしりと並んだキャラクターコーナーを今度は撮影禁止のコーナーに入ります。
ここでは、シャーマンキング本作に登場した数々のカラー原画が見られました。
これまでは撮影が可能と言うことで各コーナーの名シーンや様を始めとした重要キャラの前では撮影を待つかのように大行列ができていることもありましたが、ここでは撮影ができないにもかかわらず、色のついた原画を間近で見られると言うだけあって、みなさん原画に釘付けとなり、立ち止まっていました。
シャーマンキングのキャラクターたちは、普段は白黒で気づきませんが、ときどき武井宏之氏が描き下ろす色付きの絵を見るに、とても色鮮やかであったということに気づかされることが多くあります。
驚きだったのが、ルドセブの髪が薄い青色だったことです。公式のキャラ設定上、リズムの上は薄い茶色だったはずですが、どこかのタイミングでホロホロのような爽やかな髪色をしていた時期があったのでしょうか。
秘宝館
さて、撮影不可のコーナーは、中が見えないように黒いカーテンで隠されていましたが、出口の黒いカーテンを抜けるとなんと目の前にこんなものが!!!
こちら、著者の武井宏之氏です!
いや、ただしくは武井宏之がよく装着している被り物です!!
ところで、武井氏は顔を非公開にしているわけでもないのに、いつからこの被り物をするようになったのでしょうか・・・?
とあるサイトに掲載されているインタビューでは、一切顔を出さずにこちらの被り物のキャラクターが武井宏之氏として登場しておりました。
足元のディテールにもこだわりが見られます。
そしてその隣には、なんと春雨のモデルとなった剣が飾られていました!
筆者は勝手ながら、春雨を綺麗な剣としてイメージしていたのですが、考えてみれば阿弥陀丸が600年も前に使用していたものですから、少なくとも柄の部分に関してはこのくらい年季が入っていて当然なんですよね。
なお、道家に伝わる宝剣、蓮が使用する宝来剣に加え、竜の木刀も一緒に飾られていました!!
さらには、マルコ・ラキストが使用していた銃までも・・・!
参考資料とはいえ、作品内で使われている道具が現実のものとして目の前にあるのはなかなかに見応えがあるものです。
あわよくば、実際に触ったり振り回してみたいとすら思った人もきっといるはず・・・!
ところで、これはいったい・・・?
一大写真スポット
『シャーマンキング展』最後のコーナーはこちらです!ドン!
「地獄めぐり」などという末恐ろしいタイトルですが、要するに写真コーナーです。”映え” です。
どんな写真が撮れるかというと・・・
な・・・・なんだこれは!?!?!?!?
ハオ様に力づくで詰め寄られ、口説かれているアンナの代わりになれる!?!?
ハオ推しであれば絶対に撮りたい顔ハメパネル!これは大人気か・・・?
….と思いきや、撮影している人は意外と多くありませんでした。結構恥ずかしいものなのかもしれませんね(筆者は単身での参加だったため、撮影しませんでした)。
また他には、ふんばり温泉前で立ってみたり、本物の観光地さながらの顔ハメパネルでの撮影が可能でした!
作中では、取材を繰り返し行っていた記録が扉絵などに多く現れていましたね。特に恐山編では、特急乙斗星(実際には北斗星)に乗り込む段階から、旅漫画さながらの紀行が繰り広げられていました。
お決まりファンメッセージ
さあそして、展示会といえば大定番、ファンによるメッセージボードです!!
こちら、開催からまだ数時間しか経っていないにも関わらず、ボードの2/3が埋まっているという人気ぶりです。
自分は書かないという人でも、ここに寄せられたメッセージを眺めていると、不思議と嬉しい気持ちになってきてしまうのはやはりファンの性ではないでしょうか。
最後にみんなと記念撮影をすれば、シャーマンキング展はこれにて終了です!!
おみやげがすごい!
展示会ではおなじみのグッズ販売です!
こちら、シャーマンキングという作品のゆるい側が持つ世界観を崩さないよう「おみやげコーナー」という名前がつけられていました。イメージとしては ”ふんばり温泉の売店" といったところでしょうか。
グッズの種類はとても豊富で、その数なんと約130点ほどです!!
グッズの詳細については公式サイトからご確認いただけます。
http://www.shamanking-exhibition.com/online_shop/
(※通販の申込みは終了しております。)
名シーンや名ゼリフを切り取った、漫画という特性を活かした商品や、キャラクターを活かしたもの、定番のマグカップやキーホルダー、Tシャツやぬいぐるみにくわえ、温泉にちなんだもの、そして「あのシーン」でホロホロが手にしていたお酒まで、イベントのグッズとしてはかなりの取り揃えではないでしょうか・・・!
正直、何度も迷って決めたいところでしたが、コロナウィルス感染症対策のため、列を進んだが最後、見逃した商品を取りに戻ることができない方式になっていたのが悔しいところです!
しかし、ソーシャルディスタンスを取ってゆっくり見ることができたので、これだけの商品を1つ1つ眺めては、どれを買おうかと思い馳せる行為は鑑賞に近く、グッズもひとつの展示品として楽しむことができたのは間違いありませんでした!
まとめ
東京・大阪での開催に加え、聖地・青森での開催を終え、凱旋した東京開催はとても充実した内容でした!
すべての開場に参加したわけではないので比較はできませんが、口コミやSNSの書き込みを見るに、そのどれもがファンにとって満足の行くものだったことがうかがえます。
原作の連載開始から20周年を記念して行われた展示会。そして、いよいよアニメ化まで半年ほどまで迫ってきた『シャーマンキング』。最高潮の盛り上がりまで、もうひとふんばりです!!