10年に一度のフェス!? 『<物語>フェス』に行ってきた感想とまとめ
「アニメ〈物語〉シリーズ」は10周年を迎えました。それを記念して、キャラクターソングと朗読で彩る《一夜限り》の祭典『<物語>フェス』が2019年5月11日に幕張メッセで行われました。豪華な声優と〈物語〉フェス スペシャルバンドが出演し、とても良いイベントでしたのでまとめてみました!
目次
『<物語>フェス ~10th Anniversary Story~』とは
公式には
アニメ〈物語〉シリーズ 10周年記念
キャラクターソングと朗読で彩る
《一夜限り》の祭典開催決定!
と書かれていて、その名の通り「アニメ〈物語〉シリーズ」の10周年記念を記念したイベントになっています。
『<物語>フェス』は幕張メッセで公演され、またライブビューイングも全国各地で開かれ、大いに盛り上がりました。
物語シリーズに出演している豪華声優陣による朗読劇と、アニメオープニングやエンディング曲、キャラクターソングなどで盛り上がりました。
なお、朗読劇は〈物語〉シリーズの原作者である西尾維新による全編書き下ろしでした。
『<物語>フェス』は一夜限りであり、なんと映像化はされないそうです!
『<物語>フェス』グッズ販売について
『<物語>フェス』では、様々なグッズが販売されました。特に忍野忍のグッズはすぐに売り切れてしまうなど、人気は健在でした。様々な限定の購入特典もあり、とても活気あふれていました。
また、歌物語2の発売日が前日であったことから、それに対する会場購入特典とかもありました。
会場内について
『<物語>フェス』の幕張メッセ会場ではたくさんの祝花と、キャラクタースタンディが立ち並んでいました。
キャラクタースタンディは「物語シリーズ」で登場した14人のキャラクターが横一直線に並べられていて、とても壮観でした。
また『<物語>フェス』に出演していた声優の演じるキャラクタースタンディには、直筆のサインが書かれていて、愛を感じました。






祝花もとても豪華でした。キャラクターごとの花や、言葉に合わせた花もあって、とてもユニークでみていて面白かったです。
驚いたのは贈り主が「ファン一同」と書かれている花があって、とてもファンから愛されている作品なんだと感じたところです。
【〈物語〉フェス】
— 西尾維新アニメプロジェクト (@nisioisin_anime) 2019年5月11日
こちらも素敵なお花をありがとうございます!
会場内ロビーにて展示させて頂いております!#物語フェス #物語シリーズ pic.twitter.com/qQ1pQueysf
【〈物語〉フェス】
— 西尾維新アニメプロジェクト (@nisioisin_anime) 2019年5月11日
会場ロビーでは、お送り頂きました素敵なお花を飾らせて頂いております!
お送り頂きました皆様、ありがとうございます!#物語フェス #物語シリーズ pic.twitter.com/esKgjo1KQy
本編について
『<物語>フェス』はただただ圧巻でした。阿良々木暦が、戦場ヶ原ひたぎが、みんながそこにいました。
全編を通して音楽のフェスやライブでいうMCというMCがなく、ステージに立つすべての人が終始キャラクターになり切っていて、もはや『<物語>フェス』というより、『<物語>』そのものでした。 衣装もかなりのこだわりが感じられて、着ている人に似あっていたのはもちろん、全員の衣装がキャラクターのイメージにピッタリ合っていたのも、キャストがキャラクターになり切ることができた一因だと思います。
物語フェス・歌唱パート衣装
— 森俊輔@stylist (@kikikidemori) 2019年5月11日
斎藤千和さま
花澤香菜さま
井口裕香さま
井上麻里奈さま pic.twitter.com/x3RzCfSElP
開幕は、老倉に呼ばれ、羽川主催のパーティーに招待された暦と忍の掛け合いで、最初から西尾維新の巧みな言葉遊びが炸裂していました。 『<物語>フェス』の会場は「幕張メッセ」、当然のように幕張ネタが満載です。戦場ヶ原から暦へ告げられた「幕張メッセの最寄り駅は幕張本郷」という嘘、忍が語った「本当の最寄り駅は海浜幕張」。 そして今回の<物語>は一夜限りの「夢物語」、サブタイトルは「まくはりメッセ」。 「ひたぎクラブ」、「まよいマイマイ」、「まくはりメッセ」、違和感が無いですね笑。
まくはりは快晴です!#物語フェス#物語シリーズ pic.twitter.com/b3r5IH8PsN
— 西尾維新アニメプロジェクト (@nisioisin_anime) 2019年5月10日
朗読劇のあらすじとしては、暦たちが高校を卒業するタイミングで羽川がパーティーを開き暦たちを招待し、パーティー会場「幕張メッセ」に現れた暦と忍の掛け合いから<物語>が始まります。 そこで暦と忍は離れ離れになり、それぞれ色々なキャラクターと会います。 しかし、出会ったキャラクターには化物語が始まった頃のような反応をされます。つまり戦場ヶ原ひたぎでいうと付き合いだす前のような対応をされてしまいました。 彼女たち曰くこれはドレスコードとのことらしいが暦たちにはわかりません。 この謎を解き明かし、羽川のもとにたどり着くことはできるのか、そして羽川の真意とは何なのでしょうか。という感じです。
『<物語>フェス』は朗読劇と歌で彩られましたが、朗読から曲への入り方がとても秀逸でした。朗読が進んでいくと、ファイヤーシスターズ(月日とカレン)による次回予告が突然始まりました。 リアルタイムでもいつも通りの二人の楽しい掛け合いに関心していたら最後に、「次曲、○○」という言葉と映像で次回予告が終わり、化物語の一番最初のオープニングテーマであり、戦場ヶ原ひたぎの歌う「staple stable」が始まり、この朗読からのスムーズな歌パートへの移行に驚くとともに感動しました。
ライブビューイング組の皆さんもありがとうございました!!Justice!
— 喜 多 村 英 梨✦ ㋖ ㋟ ㋓ ㋷ (@KITAxERI) 2019年5月11日
生朗読でフォローしてくれたり、いつも綺麗に写真撮ってくれてありがと!Justice!
ゆかちだーい好き! pic.twitter.com/Ck8KL2bNQE
しかし最後だけは、羽川と暦のやり取りの中で、羽川が「バイバイ、初恋の男の子」と言い、暦が「バイバイ、僕の初恋じゃない女の子」と返し、そして羽川の「次曲、chocolate insomnia」と意表を突いた曲の入り方をされました。 この時思わず「うわっ」と声が出てしまうとともに2人の関係性が、あぁ、すごいなぁってなりましたし、みんな涙腺崩壊していたと思います。 「僕の初恋じゃない女の子」っていう言い回し、暦じゃなければできないし、とても切ない気持ちでいっぱいでした。 キャラクターソングと朗読劇で彩るというのはこうことだったのかと感じました。
今回の『<物語>フェス』神原駿河役の沢城みゆきさんは出演していなかったのですが音声のみで朗読劇に出演していたし、「するがモンキー」の時のオープニングテーマの「ambivalent world」と「するがデビル」のオープニングテーマの「the last day of my adolescence」の2曲もやってくれました。 「ambivalent world」の時は「レイニーデビル」に扮したダンサー×3が踊り、「the last day of my adolescence」のときは駿河の3Dモデルがスクリーン映し出され、踊っていました。 この3Dモデルのクオリティがとても高く、沢城みゆきさん不在の中で2曲やってくれたことにただただ感謝です。 また、月日ちゃんの歌う人気曲「白金ディスコ」のときのスクリーンの映像でラスサビ前で暦の3Dモデルが踊りだし思わず笑ってしまいました。当然のように完璧に踊っていました。 忍野メメ役の櫻井孝宏さんも今回出演していなかったのですが、駿河同様音声のみで出ていました。
そして終盤には花澤香菜さんの歌う「恋愛サーキュレーション」が来た時の会場の一体感は半端じゃなかったです。みんなで一体となって合いの手をし、しっかりと「千石撫子」を演じきっていた花澤香菜さんはお見事でした。
わかる~~~
— 加藤英美里 (@Emiryun) 2019年5月11日
恋愛サーキュレーション最高だったーーー
この一夜限りの<物語>も終幕の時が来て、最後にエンディングテーマが流れました。もちろん「君の知らない物語」です。 『<物語>フェス』で演奏された曲のほとんどはフルコーラスでした。ではフルコーラスではなかった曲は何かというと一番最初に演奏された曲の「staple stable」と、最後の曲の「君の知らない物語」です。 この2曲はどちらも1番のみのアニメバージョンになっていましたし、2曲ともアニメ「化物語」の最初のオープニングテーマとエンディングテーマです。 この夢物語はいままで終わらせることをしてきた暦がスタートに立ち返る<物語>であり、「物語シリーズ」のスタートライン、つまり「化物語」の始まりに立つことを意味していると思います。 そう考えるとこの「staple stable」と「君の知らない物語」がオープニングテーマとエンディングテーマに使われるのは自然なことであると言えます。
こうして<物語>の幕が下りたと思ったときにスクリーンに映像が映し出されました。 「特報 西尾維新 新企画 始動 続報待て」という発表がありました。これは物語シリーズに関することなのか、はたまた全く別の企画なのかはまだわかりません。
今はおとなしく続報を待ちましょう。
『物語フェス』無事終了!
— clammbon mito (@micromicrophone) 2019年5月11日
ご来場いただいた皆さま、
ライヴビューイングの皆さま、
ありがとうございました!!
最高の演奏、演技、お客さん、
何もかもが作品愛に溢れたイベント…
感謝しかないです!!#物語フェス #物語シリーズ pic.twitter.com/HMgBHyg9uK
セットリスト
〈物語〉フェス ~10th Anniversary Story~ セットリスト
— [email protected]/12 アニレーク (@mikimaster_1123) 2019年5月11日
+、MC集
見納め下さい。。。
青春をありがとう!!!!😭#物語フェス#物語フェス10th pic.twitter.com/SGa17VEZ0m
出演者
声優神谷浩史 (阿良々木暦 役)
〈物語〉フェス スペシャルバンド
斎藤千和 (戦場ヶ原ひたぎ 役)
加藤英美里 (八九寺真宵 役)
花澤香菜 (千石撫子 役)
堀江由衣 (羽川翼 役)
喜多村英梨 (阿良々木火憐 役)
井口裕香 (阿良々木月火 役)
早見沙織 (斧乃木余接 役)
水橋かおり (忍野扇 役)
井上麻里奈 (老倉育 役)
三木眞一郎 (貝木泥舟 役)
坂本真綾 (忍野忍 役)
ベース、バンマス : ミト(クラムボン)
ゲストミュージシャン
ギター : 西川進
ギター : 山本陽介
ドラム : 佐野康夫
キーボード : 皆川真人
パーカッション : 三沢またろう
ストリングス : 室屋光一郎ストリングス
ホーンセクション : FIRE HORNS
コーラス : meg rock
神前 暁(MONACA)
羽岡 佳
10年のすべてにありがとう。
— 西尾維新アニメプロジェクト (@nisioisin_anime) 2019年5月11日
そして、物語はこれからも。#物語シリーズ#物語フェス pic.twitter.com/9mDCNP40Cp